中東全体解決の試み 【2024年11月14日】トランプの当選後、中東の敵対関係を全て解決していこうとする試みが進んでいる。中心になっているのは、米露(トランプ、バイデン、プーチン)が仲裁してイスラエルとヒズボラを停戦させる策だ。
トランプ快勝の裏側 【2024年11月10日】バイデンの認知症を暴露して引きずり下ろし、後継のハリスに不正なしで選挙に臨ませて惨敗させ、トランプを圧勝させる。誰がこんなシナリオを進めたのか。私が疑っているのは、米諜報界から民主党上層部に入っているイスラエル系・リクード系の勢力だ。彼らはネタニヤフ政権と連動している。
厚顔無恥なイスラエルの成功 【2024年11月2日】イスラエルは、パレスチナ抹消を進め、ヒズボラを無力化し、シリアやイランと冷たい和平の関係を非公式に結び、国際的な脅威を減らした。イスラエルは人道犯罪や虐殺を公然と続け、世界からの非難を無視・敵視する厚顔無恥を重ねつつ、安全保障の面で成功している。ユダヤ人が持つ力量は、非公式なネットワーク、秘密の諜報力、隠然関係などに依拠している。イスラエルと他の諸国・世界との今後の関係も、非公式なものが中心でかまわない。
トランプが勝ちそう 【2024年11月1日】民主党側が選挙不正でどのくらいニセ票を増やせるか、分析は困難だ。だが、隠れ多極派にとってトランプとハリスのどちらが勝つのが良いか、という分析は可能・有意義だ。背後にいる大資本家は、どのようなシナリオを描いているのか。それを分析すると、どちらが勝つか予測できる。
BRICSが多極型世界の準備完了 【2024年10月29日】BRICSはウクライナ開戦後の2年半の構築・試用期間を経て、今回のカザンサミットで非米システムがほぼ完成し、今後は本格運営に入っていく。非米システムは米覇権より不便だろうが、何とか機能するところまで作れたのだろう。世界経済は、米国側の既存システム・米覇権体制と、非米側の新システムがしばらく併存する。いずれ、米政府の財政赤字急増の結果として米国側の金融バブルが大崩壊し、世界の中心が非米側に移っていく。
◆中露が金地金で米覇権を倒す 【2024年10月24日】中露がBRICSを率いて金地金の現物を買い漁る勢いを増大し、米欧の銀行群が続けてきた信用取引の売りによる金相場の上昇抑止策を上回る上昇力を金相場に持たせ、信用売りを破綻させて米欧の金融危機を誘発し、ドル基軸や債券金融システムを壊して米覇権を潰し、覇権を多極化して世界経済の中心を非米側に移す策略を始めた。
米大統領選、裏の仕掛け 【2024年10月22日】民主党側の選挙不正を、トランプや共和党は阻止できていない。トランプは草の根の支持を集めて共和党の主流派になったが、いまだに各地の共和党の議員やその周りの要員、選挙管理委員など中間管理職的な人々の多くは、以前の党中枢だったエスタブの傘下から出ていない。彼らは「名ばかりの共和党員(RINO)」で、トランプ派に対して面従腹背で、民主党・諜報界による選挙不正を黙認・加担してしまう。
◆金地金高騰の背景 【2024年10月16日】中国勢はLBMAから離脱することで、英米の言いなりになって金相場の抑止に加担させられることをやめ、金価格の決定について英米と対等な発言力を持つようになった。中国の作戦勝ちだった。LBMAは中国の要求を受け入れるようになり、金相場の抑止力が低下し、上昇傾向が強まった。それが、今の金高騰の裏にある要因と思われる。
朝鮮戦争化するウクライナ 【2024年10月14日】ウクライナが、朝鮮半島のように、停戦したが終結せず対立状態が何十年間も続くという予測が出ている。ロシアは、ウクライナの露敵視政権を転覆しない。今後ゼレンスキーが失脚しても、別の指導者が露敵視政権を維持する。ウクライナが露敵視政権である限り、停戦が実現しても、戦争終結にはならない。ロシアは戦争長期化が(隠然)戦略なので、ウクライナ軍が弱体化しても撃破せず、手加減して戦争を長引かせている。
◆金融バブル延命の仕掛け 【2024年10月10日】米政府は2020-21年にコロナ対策で財政赤字を急増した。コロナが終わった後、米政府は景気対策などとして財政赤字をさらに増やした。不透明な財政構造を使い、増加分の一部を金融市場への資金注入に回し、QTで減った資金注入を穴埋めしている。財政赤字の増加分の1割を金融市場に注入するだけでバブルを維持できる。15%(3兆ドル)ぐらい注入すれば、株の最高値を更新し、債券金利や金相場の上昇も抑止し、絶好調な金融状態を演出できる。
シリア内戦の再燃? 【2024年10月9日】イスラエルがヒズボラを弱体化させ、米諜報界がISカイダを復活させて、シリア内戦が再燃しそうな中で、最も劇的に豹変・転向しているのがトルコだ。最近、トルコ軍の幹部たちが占領中の北シリアのイドリブなどを見て回った。トルコは、捨てていたISカイダのシリア反政府勢力を再びテコ入れしてシリア政府軍と戦わせる準備をしている。
イランの失敗 【2024年10月4日】米欧はイスラエルの傀儡から離脱できない。それなのにイランは、米欧に歩み寄って関係改善すれば、米欧からイスラエルに和平を加圧してもらい、イスラエルがおとなしくなると勘違いした。米欧に期待して譲歩したのは間抜けだった。イランが引っ込んだ分、イスラエルが拡大している。
ヒズボラやイランの負け 【2024年10月2日】イスラエルは諜報力の高さを誇示しつつ、ヒズボラをガンガン潰している。イランが手を出すと、イスラエルはイラン本土を攻撃してくる。イランは、イスラエルと果たし合いの戦争をして負けたくないので、沽券維持のミサイル攻撃だけしつつ、中東の安定を優先すると言って、最愛のヒズボラが潰されるのを黙認している。
中国敵視を使って対米自立 【2024年10月1日】中国敵視を活用した石破茂の対米自立策は、11月の米大統領選でトランプが勝つ場合にうまくいく可能性が高い。トランプは、かつて安倍にインド太平洋の中国包囲網を任せたように、石破にアジア版NATOの創設を任せるかもしれない。
イスラエルのレバノン攻撃し放題 【2024年9月29日】ナスララ殺害から中東大戦争は起こらない。イランのハメネイは、殺害を受けて緊急会議を開き、イスラエルへの復讐を誓ったものの何も具体的に正式決定せず、ナスララの死をいたんで5日間の喪に服すことを決定しただけで、自分が次の標的になることを恐れて秘密の避難場所に移動した。イスラエルはハメネイの行動を馬鹿にする記事を出した。
◆石破でどこまでやれるか 【2024年9月28日】岸田から石破への首相交代で、安倍晋三の殺害以来、日本が縮こまっていないふりをしていた時期が終わるかもしれない。エルドアンやモディは、親米を維持したまま中露と仲良くできるが、安倍が同じことをやったら殺された。日本も、指導者が対米自立の試みを繰り返せば印度やトルコのような自由を得られるのに、安倍銃殺後、自民党は萎縮して動かなかった。石破が再挑戦するのか。
まだ続くトランプ暗殺計画 【2024年9月27日】諜報界が本当にトランプを殺したいなら、証拠を残さず完全犯罪として1発で暗殺できるプロの軍人を使えば良い。諜報界は、配下にたくさんいるプロを使わず、クルックスやラウスといった素人をけしかけて行動させて失敗し、DHSや司法省など諜報界自身が非難され、黒幕だとバレてしまう自滅的な暗殺未遂事件を連発している。
ウクライナ停戦機運の強まり 【2024年9月24日】ウクライナ戦争は、米諜報界の隠れ多極派とプーチンのロシアの共同作業によって、露中非米側の台頭と米覇権自滅を引き起こす策略として長期化されている。停戦は、なかなか実現できない。だが、この行き詰まりを一発で大転換できるシナリオも存在する。それは11月の米大統領選でトランプが勝つことだ。
◆こっそりイスラエルを助けるアラブやトルコ 【2024年9月20日】中東諸国は、イスラエルによるパレスチナ抹消を傍観している。中露も同様だ。イスラエルへの非難は口だけだ。その理由は、中東諸国や中露が現実主義であり、イスラエルと戦争して中東を長期に混乱させるより、イスラエルのパレスチナ抹消を傍観した方が、その後の中東を安定させやすいからだ。
無能なハリスを有能と歪曲する 【2024年9月17日】トランプは、ふつうに選挙したら圧勝だが、米国の選挙不正がウソの完全犯罪の殿堂入りし、民主党やマスコミがハリスを絶対勝たせる姿勢になっている以上、11月の選挙で勝つことは、とても難しい。リベ全のウソの完全犯罪のちからは、トランプの民主的なちからよりも強い。
リベラル全体主義・リベ全の強まり 【2024年9月13日】11月の米大統領選は重要だ。ハリスが勝つと、欧米全体でリベ全が強化され、失策が確定しているリベラル諸政策に対する不満や反対が全力で取り締まられる。言論の自由は失われ、オーウェルの1984みたいな正邪反転の世界になる。対照的にトランプが勝つと、欧米全体で反リベ全の右派勢力が強まり、リベ全な既存のエリート支配層が国民の支持を失って下野する。オセロの終盤みたいに全体がひっくり返る。
◆戦争の今後 【2024年9月11日】戦後の世界で起きた戦争の多くは、米英が覇権運営の関係で誘発した。だから、米英覇権が衰退すると多くの戦争が終わる。ウクライナ戦争と、イスラエルでの戦争は、米英覇権を衰退させる「戦争を終わらせる戦争」と言えるかもしれない。
ロシアの冤罪 【2024年9月6日】ドンバスの人々はロシア人であり、孤児の移動は人道犯罪でない。ドンバス以外のウクライナでも、孤児の養育者たちの中で、ロシアで養父母を探した方が良いと考える人が増えても不思議でない。露当局が孤児を無理やり拉致しているといった記述は、露敵視な米ウクライナ当局側の歪曲が入っている。
モンゴルの地政学転換 【2024年9月4日】プーチンのモンゴル訪問は2つの意味で世界的に重要だ。一つは、ICC(国際刑事裁判所)の逮捕状をモンゴルが無視したこと。2つ目は、そこから派生する話として、昨年から米国がモンゴルを露中敵視の国に転換しようとしていたのがどうやら失敗し、モンゴルが再び露中と仲良くしていきそうな流れの開始を、今回の訪問が示したことだ。
トランプ返り咲きの周辺<1> 【2024年9月3日】民主党の上層部でバイデンを引きずり下ろしてハリスに差し替えるクーデターをやった黒幕はイスラエルかもしれない。イスラエルが、トランプを勝たせるために、民主党上層部や大口献金者のシオニストを動かし、バイデンを降ろしてハリスに差し替えたのでないか。
ガザの次は西岸潰し 【2024年9月1日】イスラエル軍が、ガザで昨秋からやってきたような、パレスチナ人に対する攻撃・破壊・虐待などの人道犯罪を劇的に強める軍事作戦を、ヨルダン川西岸でも開始した。イスラエルの圧倒的な暴力、抑圧、略奪、人道犯罪。だが、世界の諸大国はどこもそれを抑止せず、傍観するか、イスラエルの傀儡になっている。パレスチナは消されていく。
◆不況・インフレ・非ドル化の中でバブル維持 【2024年8月28日】連銀など米当局は今回、実体経済の悪さを隠蔽してきたこれまでの策をやめて、雇用統計を大幅に下方修正して実態に近づけ、それを受けて連銀パウエルが利下げの必要性を言い出した。米当局は利下げをするために隠蔽をやめた。
ウクライナ戦争の永続 【2024年8月27日】ウクライナ戦争がずっと続くのでないかと思い始めている。露軍がドンバスからオデッサの方に占領を拡大していかない現状や、ウクライナ軍のクルスク侵攻へのロシアの対応を見ていると、ロシアはウクライナ戦争を膠着したままできるだけ長期化したいのだろうと感じられる。
ウクライナ戦争で米・非米分裂を長引かせる 【2024年8月14日】対露和平交渉を始めたいゼレンスキーは、クルスク侵攻を企画していない。侵攻を企画したのは、ウクライナ軍の作戦立案を握る米上層部で、ゼレンスキーは知らされなかったか、拒否できなかったのでないか。プーチンは、ウクライナ軍の侵攻を察知しながら放置し、入ってきたウクライナ軍ができるだけ市民を殺さないよう前進を阻みつつ占領を許し、数日経ってから反撃を強める策をとったように見える。
イスラエル5正面戦争の意図 【2024年8月11日】ネタニヤフは、訪米によって米国の上層部から全面支援されていることを確認したうえで、ヒズボラとの戦争激化や、イランの反撃を誘発するハニヤ殺害を挙行した。ハニヤを殺しても、米露などから説得されてイランは反撃してこないという予測までしたかもしれない。イスラエルは無茶苦茶をやっているが、イランとの冷たい和平は保たれている。これはネタニヤフの計算の結果であるとも思える。
◆日米協調で円キャリー取引を潰した理由 【2024年8月10日】民主党に味方する筋が、キャリー取引の再燃と株価の反騰を目論んだ。それを阻止するため、続投したいのでトランプの味方になったパウエルの連銀が、日銀を動かして利上げと円キャリー巻き戻しの加速と暴落を引き起こした。徹底的に暴落させてしまうと選挙後に反騰できなくなるので、暴落翌日に暴騰させ、キャリー取引を半分だけ巻き戻した、とか。
◆素考:ハリスの対抗馬は出てこない、など 【2024年7月28日】以前に「短信」として配信していた短い分析文を「素孝」と名付けて再開します。(1)オバマのハリス支持表明は、オバマが対抗馬になってくれそうな党内の知事や議員らに声をかけたが誰も乗ってこず、対抗馬づくりをあきらめたことを示している。(2)イスラエルはパレスチナを破壊して小さくした後、トランプの仲裁で最小限の2国式へとUターンする。その際のパレスチナ側を形成しておくため、中国が今回ファタハとハマスを仲裁したと考えられる。
バイデンの不出馬 【2024年7月23日】ハリスはバイデンより不人気・無能で、討論も下手だ。バイデンの無能・認知症が露呈したように、今後ハリスの無能さが露呈した場合、能弁な対抗馬が立候補してくる可能性がある。今はハリスを支持した知事や議員らも撤回しうる。対抗馬に鞍替えする州が続出し、党大会前の全国的な意思統一ができなくなる。
トランプと今後の世界 【2024年7月17日】トランプは、ナショナリズムや経済の保護主義を掲げる右派で、民主党は国際主義(米覇権主義)やグローバリズムを掲げる左派だ。米国は今後、左派が下野し、右派の国になっていく。トランプは、エリート系や左派が握る英仏独に対して「NATOのくせに防衛費の支出が足りない」などと言って同盟を切っていく。
トランプへの銃撃 【2024年7月16日】7月13日のトランプへの銃撃は、米民主党側(共和党側の反トランプなエスタブ筋を含む)が、実行犯を支援してやらせた黒幕だろう。クルックスが登った屋上は演台に近く、プロの射撃手なら確実にトランプを殺せた。厳重に警備すべき地点だったが、当局要員が誰も配備されていなかった。
◆降りないバイデンを降ろす 【2024年7月10日】8月の民主党大会は、バイデンを統一候補に選出する。それ以外の道はない。しかし民主党内は、候補に替えないとダメだという話で持ちきりだ。どうするつもりなのか??。今語られている新シナリオは、党大会後にバイデンに立候補を取り下げさせる話だ。ハンター・バイデンのスキャンダルなどを暴露して立候補取り下げに追い込むつもりだろう。
習近平がウクライナの停戦を仲裁しそう 【2024年7月9日】今後、近いうちに習近平がウクライナ和平の仲裁に動き出すのだろうか。それは、ゼレンスキーが対露和解に転換できる状態なのかどうかによる。2022年3月にも停戦が合意されたが、米国の加圧で合意が反故にされ、米傘下のウクライナ内務省が「ブチャ虐殺」を捏造して露軍に濡れ衣をかける策を展開して相互信用を破壊した。今回は違う流れになるのかどうか。
対露和解を望み始めたゼレンスキー 【2024年7月6日】6月前半の、中身のないスイスでの和平サミットは米国の差し金で、何も成果を生まないことが事前に明白だった。スイスサミットが失敗したのでやむを得ず、という口実をつけつつ、ゼレンスキーは6月末から、対露和平交渉の必要性を言い始めた。だが、欧州も米国も無視して動かなかった。それでゼレンスキーは、親露なハンガリーのオルバンに仲裁を頼み、オルバンが動き出したと考えられる。
欧州エリート支配の崩壊 【2024年7月4日】欧州エリートは今後も超愚策をやり続け、崩壊していく。その方向性がすでに不可逆的に確定していることは、欧州エリートを誘導して各種の自滅策をやらせてきた世界経済フォーラム(WEF)の50年以上の指導者であるクラウス・シュワブが5月に辞任し、在任中のセクハラ問題が噴出して汚名にまみれ、黒幕の諜報界から用済みにされたことからも感じられる。
米民主党内乱、トランプ勝算の急増 【2024年7月3日】討論会以来、トランプの優勢と、民主党の劣勢が増している。民主党は多分候補を差し替えられず、不人気なバイデンのままでいく。民主党は分裂が加速し、選挙不正もやれなくなっていく。11月の大統領選でのトランプ勝利が確定したと考えられる。
◆多極型世界は中国覇権なのか? 【2024年6月30日】中国は隠然と、米国に取って代わる世界覇権国になろうとしているのか?。そうではない。アフリカへの関与の仕方を見ると、中国は覇権国を目指していないと感じられる。中国は、かつての英国のようにアフリカを分割して弱めて支配するのでなく、逆に、アフリカ連合を支援し、アフリカの自立や団結を強めている。習近平は、セコセコ覇権を拡大する必要などない。発展途上国のために動いているだけで、中国は新しくできる非米世界から大きな利益を得る。すでに世界の資源類の大半が非米側にある。
米民主党でバイデン下ろしの内乱 【2024年6月29日】今回の討論会は、トランプを不人気にするためという建前のもと、実は民主党の上層部で、討論会でバイデンの認知症を露呈させて大失敗に持ち込み、党内でバイデンを引きずり下ろす政治運動を勃興させ、党規約を書き換えて、8月19日からの党大会でバイデン以外の候補を立てるために画策された。共和党のトランプ支持者たちは、そんな風に勘ぐっている。
ウィキリークスの今後 【2024年6月28日】今後ウィキリークスが機密暴露を再開し、それが英豪の隠れた希望であるのなら、地政学的に全く新しい見方ができる。英国系の勢力は、同盟相手だった米国が隠れ多極主義の道をどんどん進んでしまうので愛想を尽かし、むしろアサンジを釈放して米諜報界の機密を暴露させ、米覇権を弱体化し、英国系自身は、米覇権とも中露非米側とも違う、第三の勢力(世界の極の一つ)になろうとしているのでないか。
目くらましでヒズボラと戦争するイスラエル 【2024年6月26日】イスラエルがヒズボラと戦争する主な理由は、米国からの支持・支援を継続するためだ。パレスチナ抹消から世界の目をそらす目くらまし策でもある。米国は2国式のパレスチナ国家創設を支持しており、イスラエルによるパレスチナ抹消に賛成できない。だが、ヒズボラとの戦争なら敵はイランだから米国に強く支持される。
非米側の拡大 【2024年6月22日】日本は、自民党(長州)が米傀儡官界系の妨害を乗り越えて政治主導を取り戻せる指導者を擁立し、再度の暗殺を避けられれば、中露と関係を結び直して非米側に転換し、経済面でも蘇生できる。今のところその見通しはない。
◆朝鮮半島問題の解決には韓国の非米化が必要 【2024年6月20日】プーチンは、北朝鮮と同盟を結んで強化し、戦争や制裁では朝鮮半島問題を解決できない状態にして、交渉相手である韓国を米国から引き剥がして非米側に転向させていく戦略だろう。韓国は、米国側にいる限り、北との和解を許されない。韓国が非米側に転向し、中露の仲裁で北と対話し始めると、朝鮮半島は和解に向かう。非米側は対立を止揚していく世界システムになっている。
トランプの有罪 【2024年6月15日】トランプが有罪になったが、投獄されても獄中から立候補を継続できる。有罪評決後、トランプへの献金が急増した。米国民の半分を占めるトランプ支持者から見ると、民主党やエスタブ層・マスコミ権威筋は、トランプ再選を防ぐために米国の司法制度を破壊している。有罪は、トランプを弱体化するどころか逆に強くしている。政治歪曲された裁判は、米国のエスタブ支配を支えてきた米国の司法制度を弱体化し、エスタブの自滅を加速している。
中露の仲間入りするトルコ 【2024年6月10日】中国訪問中のトルコの外相が、BRICSに加盟したいと表明した。トルコはロシア同様、欧州とアジアの両方向にむく戦略を採ってきた。欧州が豊かで強く、アジアが弱くて混乱していた以前は、トルコもロシアも欧州に向いていた。ウクライナ開戦後、ロシアが先に大転換して非米側を結束させて優勢になる半面、米欧は分裂がひどくなり弱体化している。それを見て、NATO加盟なので隠然とやってきたトルコが、非米側に踏み出す今回の挙に出た。
◆米覇権潰しを宣言した中露 【2024年6月2日】今回の中露サミットは画期的だ。米英の単独覇権体制に対して勝ち目がありうる形で対抗した勢力は、少なくとも冷戦以来50年ぶりだ。50年前と異なり、米国側が劣勢、中露非米側が優勢になるように仕掛けてある。非米側は世界の資源の過半を握り、独自に世界経済を回し始めた。対立が長引くほど米覇権が低下する。
英ユダヤ3重暗闘としてのパレスチナ 【2024年5月29日】シオニストと資本家は100年以上暗闘してきたが、資本家は今回イスラエルを潰そうとしておらず、崩れていく米英覇権から切り離して非米側に転向させ、多極型世界の発展に貢献する存在にして維持させる策を採っている。世界のユダヤ人を束ねるイスラエルの貢献が得られれば、非米側は強くなる。
ガザ市民の行方 【2024年5月26日】避難民はラファからどこに行ったのか。私は、こっそりエジプトに越境したのでないかと勘ぐっている。「こっそり」と言っても、イスラエルもエジプトも、当局は、避難民の移動を事前に協議してお膳立てし、80万人のガザ市民が当局ぐるみで隠然と越境したのでないか。
◆沿ドニエストルへの道 【2024年5月16日】東欧のモルドバとウクライナの間にある沿ドニエストル共和国の首都ティラスポリにきている。ウクライナ国境まで10キロほどの場所だが、人々はのんびりと生活している。気候は朝晩10度、昼間20度ぐらいですがすがしく、新緑があふれ、とても美しい。街の雰囲気は、ロシアの田舎町みたいな感じだ。
◆CBDCとBRICS通貨 【2024年5月5日】米国側も非米側も、CBDCを導入する理由は決済コストを下げられるからだが、その背景は正反対だ。米国側は、覇権低下でバブル膨張して低金利を強いられ、決済コスト(通貨管理費用)を下げざるを得なくなった。非米側は、米覇権低下のとばっちりで被害を受けるのを避けるため、米国側から独立した貿易決済システムが必要になり、それを安上がりに作るためにCBDCを使っている。
非米側の防人になった北朝鮮 【2024年5月2日】ロシアは、ウクライナ戦争の軍事戦略として北朝鮮から兵器を買うだけでなく、ロシアが旗振り役をしている世界経済の非米システムに、北朝鮮も入りませんかと誘った。金正恩は喜んでこの話に乗り、非米側の防人になった。北が国家崩壊する可能性は大幅に減った。
気候危機の捏造 【2024年4月30日】大間違いによって欧米が自滅させられていくのを看過できない気候科学の専門家たちの間から「地球の気候は危機的状況でなく、平常の気候循環の範囲内。危機だと決めつけて化石燃料制限などの策をとるのは大間違いだ」という指摘が相次いでいる。今の温暖化の傾向は危機でなく、人為と無関係な、昔からの気候循環によるものだと専門家たちは指摘している。
◆今後の世界経済 【2024年4月21日】非米側はすでに資源類も巨大消費市場も製造技術も持っている。今のような米国側と非米側の決定的な分断が25年も続けば、非米側だけで世界を長期に繁栄させる体制を作れる。米欧日は、今よりずっとショボくなる。非米側が先進国で、米国側が後進国になる。発展途上でなく、衰退中のあわれな後進国だ。
イランとイスラエルの冷たい和平 【2024年4月20日】イスラエルは、ガザ市民をエジプトに追い出す作業を加速して中東の混乱を強める前に、イラン大使館の空爆に始まる軍事報復合戦を誘発し、イスラエルとイランとの冷たい和平・一線の設定をした。これまで一線がなかった状態から、今後の状況変化に応じて関係性や一線を引き直していけば良い状態に変えた。これは偶然の産物でなく、ネタニヤフ政権による意図的な策だろう。
イスラエルの窮地 【2024年4月19日】イランを本気で大規模に攻撃してしまうと、イランからの本気の反撃を誘発し、あとに引けない全面戦争とイスラエル亡国を引き起こす。これはまずい。だからネタニヤフは、イランに反撃したものの、イランが自重してくれてイスラエルを再反撃しない程度の限定的な攻撃にした。
◆金地金の高騰 【2024年4月9日】金相場が延々と2000ドル以下に戻されることはもうない。上昇傾向が続く。今後、米金融界がドル防衛策としてまた金暴落を誘発するかもしれないが、それは起きても一時的なものになり、暴落前よりも高値に戻る。金相場は、長年の抑止から解放されたと考えられる。
イスラエル窮地の裏側 【2024年4月7日】イスラエルは米中枢に深く刺さっており、抜けない。しかし今、イスラエル自身が、荒っぽく、それを引っこ抜こうとしている。自らすごい人道犯罪を起こすことで。ペンチで親知らずの歯を無理矢理に抜こうとしているみたいな。歯でなく顔全体、つまり米覇権が壊れてしまう。それを意図的にやっている。
ロシア強化のため米国がやらせたモスクワのテロ 【2024年4月2日】今回のテロは、ロシアの結束とプーチン支持を強める。だから発生が容認された。ウクライナの諜報・軍事活動は全て米諜報界に監視誘導されている。今回のテロも米国が考案したものだ。実行犯の後ろにウクライナ諜報機関がおり、そのまた後ろに米諜報界がいる。これは失策でなく、意図通りの成功である。米諜報界を牛耳る隠れ多極派は、ロシアを強化して中国と結束させて、世界を多極化・非米化したい。彼らは大成功している。
◆欧露冷戦の再開 【2024年3月31日】欧州とロシアは今後ずっと対立し続けるが、それは「戦争」でなく、かつての「冷戦」に近いものになる。ウクライナは、朝鮮半島のように分割が固定化される。露軍は近いうちにオデッサを取り、沿ドニエストルとの国境までを占領する。ウクライナは黒海岸を奪われて内陸国になる。残されたゼレンスキーの政府やウクライナ西部は、ポーランドの影響下で存続する。
◆トランプがウクライナ戦争を終わらせる? 【2024年3月13日】欧州諸国やEUの上層部は、米国がトランプになってNATOをやめていくことに猛反対だ。だが、米国がNATOをやめる代わりにウクライナが停戦和解して欧露の緊張が緩和され、欧州がロシアからの資源輸入を再開できるようになるトランプ案と、米国がNATOを率いて負け続けるウクライナ戦争が長期化し、戦争がエストニアやモルドバ、ポーランドに拡大していくバイデン案のどちらが良いかと問われたら、欧州はどう答えるか。
BRICS共通通貨の遅延 【2024年3月10日】習近平はロシア提案に部分的にしか賛成していない。ロシアは資源大国なので、資源の価値を下支えにしたBRICS共通通貨を作ってドルを押しのける案を出した。だが、中国は資源大国でない。製造業の能力と、巨大な消費市場の成長が取り柄だ。ロシアは資源を売る側、中国は買う側だ。グラジエフの共通通貨案は、資源大国ロシアの野望でもある。その部分になると中国が乗ってこない。残りの部分では中国も賛成して動いている。
ガザ虐殺からエジプト転覆へ 【2024年3月9日】イスラエルのラファ攻撃によって国境が開き、ハマス支持の百万人以上のガザ市民がエジプトに移住すると、エジプトの同胞団は大きく加勢される。エジプト人の反政府感情は同胞団支持へと転化し、アラブの春が再燃し、シシ政権が倒されて再び同胞団(ハマス)の政権になる。この流れを引き起こすなら、今回の為替暴落・金利高騰によるインフレ激化が、エジプト人の反政府意識と同胞団支持を煽ることが重要だ。これは偶然のタイミングでなく、IMFなど国際金融行政界にたくさんいるイスラエル支持者(シオニスト、ユダヤ人)たちが意図的に起こしたと勘ぐれる。
◆ピエロにされていたヌーランドが辞任 【2024年3月8日】ヌーランドは、自分ではウクライナを動かしてプーチンを潰して米国を勝たせる主役のつもりだったのだろうが、実際は正反対の、米欧ウクライナを自滅させてプーチンを勝たせる米上層部の隠れ多極主義者に騙されて動かされ、最後は権威を失って笑いものになるピエロ役にされている。米国の外交政策を決める場には、ピエロやピエロ使いがたくさんいる。ネオコンの中にも、ピエロとピエロ使いが混じっている。ニセの諜報をつかませると、大間違いな戦略を立案実行してしまう。
ちゃっかり繁栄する印度、しない日本 【2024年3月6日】印度は、イスラム圏と中華圏にはさまれた独自の孤立文明だ。孤立文明という点では、中国の影響を受けつつ独自性が高い日本と同じだ。同じような孤立文明の国なのに、印度はそれを利用してうまく繁栄し始めている。日本は、独自文明のくせに無理やり欧米側に入りたがり続け、対米従属だけに固執した挙げ句、米国からリベラル全体主義を強要され、米国と一緒に自滅しつつある。
中国に棚ボタな紅海危機 【2024年3月3日】フーシ派は米軍の攻撃を乗り越えており、イランなどからこっそり兵器を支援されているので、紅海危機はずっと続く。その間、米国側の船は、紅海からスエズ運河の欧亜航路をほとんど通れず、米経済覇権に打撃を与え続ける。対照的に、中国や印度など非米諸国は、この航路を使い続けて発展する。世界経済の非米化と多極化に拍車がかかる。
◆沿ドニエストルへの回廊 【2024年3月1日】ウクライナ軍は破綻し、露軍は優勢だから、ロシアがオデッサやノボロシアをウクライナから奪い、沿ドニエストルへの回廊を構築するのは難しくない。だがプーチンがそれをやるのは、欧米が窮乏し、ウクライナ戦争をやめて対露和解したがるようになってからだ。欧米の対露和解の気持ちを削ぐように、ロシアが沿ドニエストル支援の名目でノボロシアやオデッサを強奪して回廊を作る。
消されていくガザ 【2024年2月25日】イスラエルは、ラファ周辺も含めてガザ全域の市街を破壊し続け、市民がガザに戻ってこれないようにする。イスラエルは今後のラファ本格攻撃で市民を全員エジプトに追い出し、ガザを消してしまうことを目標にしている。イスラエルは、西岸のパレスチナ人もヨルダンに追い出し、ガザ消滅と合わせ、パレスチナの存在を消そうとしている。巨大な殺戮と破壊を伴ってパレスチナはなくなっていく。誰も止められない。
ナワリヌイ死去の裏読み 【2024年2月22日】ロシアは、欧米が現実策に転換してロシアに和解を求めてくることを望んでいない。だから、ミュンヘン安保会議がユリア・ナワルナヤを呼んで演説させるタイミングに合わせて夫のナワリヌイを殺して発表し、ナワルナヤに情緒的なプーチン敵視の演説をさせ、会議の雰囲気をプーチン敵視で充満させ、会議で対露和解の話を出そうとしていた欧州の現実派を黙らせたのでないか。
◆金融システムの詐欺激化 【2024年2月18日】権威筋はすでに米覇権を守る気がないのだから、ドルや米連銀の信用失墜につながる巨額の裏帳簿を使った金融延命策が行われても不思議でない。米覇権自体、すでに不可逆的に潰れていく道をたどっており、いまさら米覇権を守る気を持っても意味がない。権威筋や米連銀が、以前のように信用を大事にして裏資金に頼っていなかったら、昨年9月からの金利上昇や株安が10-11月に悪化してリーマン級の金融危機に発展していた。危機を先送りするために裏資金の注入が始まった。
印度は意外と居心地良い 【2024年2月13日】印度のヒンドゥ寺院を巡礼すると、私のような日本人にの宗教観に合っている感じ、居心地の良さが感じられた。それは何なのかを考えていくと、日本の宗教の歴史や現状についての考察が必要になった。日本の仏教や今の神道は宗教性が低く、宗教というより役人の管理機構だ。管理機構になる前の日本の宗教はどういうものだったのか。その考察・試論が必要だ。
◆2つの世界秩序 【2024年2月9日】世界は米国側と非米側に深く分裂しており、多分この状態は今後何年も続く。だがこの分裂は、人類の大半である非米側にとって悪いものでない。非米側は、米欧から支配・ピンはねされてきた状態から脱し、独自の世界経済を構築している。この新秩序は非米側の人々の生活を良くしていく。
イスラエルでなく米覇権を潰すガザ戦争 【2024年2月8日】パレスチナ建国は、英国の中東支配の一環としてのイスラエル弱体化策だった。米英の中東覇権が永久に続くなら、イスラエルの弱体化が確定できるパレスチナ建国が、イスラム諸国にとっても好都合だった。だが、もう米英支配は終わる。イスラム諸国を主導するサウジやイランやトルコにとっても、米英支配よりイスラエルとの共存の方がはるかに良い。米英支配の一環であるパレスチナ国家の概念自体が、イスラム諸国の政権にとって「用済み」になっている。
◆印度に来た 【2024年2月2日】印度の列車はよく遅れる。7時間とか。列車の現在位置を示すアプリがいくつもある。列車の遅れには落とし穴がある。1時間の遅れと表示されたので駅前で食事した。15分後に見ると、5分後の到着に変わっている。よく見ると、手前の駅との間が3キロしかないのに、所要時間が50分になっている。3キロは5分で走れる。残りの45分は「追いつくための余裕」だ。余裕時間は、都市の手前に作ってある。早く着くと長く止まる。早く着いたのに、予定より遅れて出発とか。そして、次の都市の手前でまた追いつく。印度国鉄は趣きが深い。
トランプ主義を機関化しリベラルエリート支配と戦う米共和党 【2024年1月26日】世界的なエリート支配の強化を見て暗澹としている人が多いかもしれないが、心配することはない。エリートたちはこれから、当然の報いとして極悪のレッテルを貼られ、インチキ全体主義の体制もろとも、負けて潰れていく。エリートの今後の敗北を、うれしそうに予測した著名人の一人が、米ヘリテージ財団のケビン・ロバーツ会長だ。
言論統制強まる欧米 【2024年1月21日】ウクライナは敗北と腐敗が露呈し、欧州エスタブが対露戦争を全面支援し続けると、欧州人がエスタブを嫌悪し支持しなくなる。温暖化問題も、排出規制で欧州人の生活悪化やインフレと不況がひどくなっており、温暖化対策を減退しないとエスタブの支持が低下する。エスタブは支配力維持のため、ウクライナ支援や温暖化対策の優先度を下げ、失敗している政策を縮小せねばならない。縮小すれば、右からの反対論や、エスタブが作ったウソ構造を指摘する声も減り、強く言論統制しなくてもエスタブ支配を延命できる。
エスタブ自滅策全体主義の実験場NZ 【2024年1月19日】インチキ全体主義は、ダボス会議を主催するWEFなど米欧エスタブ権威筋を統率する米覇権運営体(米諜報界、DS)が考案し、NZが実験場としてちょうど良いのでアーダンをたらし込んでやらせた。いまや米覇権の運営自体が、インチキ全体主義を信奉するリベラル権威筋のエスタブに委ねられている。NZアーダンはその象徴だが、この構図そのものが米覇権の自滅を加速している。
◆米中逆転の現実化と台湾 【2024年1月14日】「ウクライナとガザの次は、台湾での米中戦争だ。だから台湾の選挙が大事だ」と、マスコミが喧伝するが、それは意図的な歪曲話だ。米国は台湾支持の第一歩である「一つの中国」の否定すらやらない。米中がこっそり結託して進める東アジアの転換まで、まだしばらく時間がかかる。台湾民衆党の柯文哲は、ゆっくり政権をとっていけばよい。
イスラエルの虐殺戦略 【2024年1月11日】ガザ戦争の強烈な人道犯罪は、イスラエルでなく、米英覇権の一部だった人道犯罪の断罪システムを崩壊させる。イスラエルが人道犯罪をおかしたのに、米国はイスラエル傀儡だからそれを指摘できない。イスラエルはガザで大っぴらに虐殺と民族浄化をやることで、自国への拘束だったパレスチナ問題を抹消すると同時に、米覇権の衰退に拍車をかけ、世界の多極化を推進している。イスラエルはすでに米覇権を見捨てている。
まだまだ続くウクライナ戦争 【2024年1月2日】ウクライナ戦争の構図が続くほど、欧州は反露・米傀儡なエリートの支配が弱まり、親露・非米的なポピュリスト右派が台頭する。ロシアとしては、ウクライナの戦線を適当に膠着させつつ、ゼレンスキーを生かしておくだけで、欧州が反露から親露に転換していく。ウクライナは停戦和平になりにくい。
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