作者の自己紹介




名前・・田中 宇 (たなか・さかい)

 宇宙の「宇」と書いて「さかい」と読む。「宇」には、空間、広がり、家といった意味のほかに、境界、ひさし、家の隅、世界のはずれなどの意味もあり、それで「さかい」と読めるとか。

私がどういう経緯で「国際情勢解説」を書くに至ったかについては、1999年の「Hotwired Japan」のインタビュー記事こちらにも複製あり )が面白く書けています。私が言いそうなことは、当時から20年以上たってもあまり変わっていません。
(なお、そこに出てくるNetAttacheというプログラムは、もうダウンロードできません。自動巡回ソフトを使わず、ブラウザで一つずつ記事を見て、カット&ペーストしてテキスト形式で保存するやり方のほうが良いです。近年は、中国onyx社のbooxシリーズなど、eペーパーが画面のandroidタブレットで読み込みと執筆をしています( Jota+使用 )。booxは、1日10時間、外国語の記事を読み続けても目が痛まない、私が知る限りほぼ唯一の、テキスト文書の書き込みができる使い物になる機種です。kindleはテキスト形式の書き込みができません)

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履歴

1961年5月7日生まれ、東京育ち。

1986年に大学を卒業後、繊維メーカー勤務1年を経て共同通信社に入社。京都支局で警察や市民運動を取材。京都の山間部に住む在日朝鮮人をテーマにしたノンフィクション「マンガンぱらだいす」を書き、出版する。

1990年から、大阪経済部でバブル崩壊後の金融事件を担当。
1993年から、東京の産業部、経済部でゼネコン汚職、自動車産業、東南アジア経済などを取材。(私は共同通信時代の大半を経済系の部署で働いた。外信部に勤めたことはない)

1996年春、共同通信社内で、アメリカの通信社から送られてきた英文記事を翻訳する部署(株式会社共同通信社・情報編集局)に異動。そこで英文メディアの底の深さを知り、このサイトを作ることを思い立つ。その年の夏から、サイトに載せた解説記事のメール配信も始め、雑誌などで紹介されるようになった。

1997年4月、マイクロソフト・ネットワーク(MSN)がインターネットによる報道機関を作ることになり、誘われてマイクロソフトに入社。8月に「MSNジャーナル」を立ち上げた。毎週1―2本ずつ国際ニュースに関する解説記事を書くとともに、他の筆者陣の原稿を編集する。

1999年2月、国際ニュース解説記事をもとに「神々の崩壊」を出版。

1999年7月から2000年3月まで、文化放送の「えのきどいちろう意気揚揚」にレギュラー出演。国際情勢を解説。(2000年3月末で番組終了)

1999年10月、会社の方針転換により、自らの生業と考えてきた執筆・編集以外の分野の仕事も求められるようになったため、独立して活動することを決定。12月にマイクロソフトを退社。

2000年8月から2001年6月まで、妻の留学に同行してアメリカのハーバード大学に遊学。(「知のディズニーランド、ハーバード大学 」参照)

2001年6月、PHP研究所から国際情勢解説の文庫本「国際情勢の見えない動きが見える本」を出版。

2001年10月、光文社新書として「タリバン」を出版。読みやすさが評判になり、12万部を突破するベストセラーとなった。

同月、青春出版社から「イスラムVSアメリカ - これからを読み解く5つの視点」も刊行。

2001年11月にはPHP研究所から2冊目の文庫「国際情勢の事情通になれる本」を出版。

同月、光文社新書から「ハーバードで語られる世界戦略」を上梓。

2002年3月、PHP研究所から「仕組まれた9・11」を出版。

2002年6月、光文社新書から「米中論」を出版。

2002年9月、韓国で「仕組まれた9・11」の翻訳が出版される。(ISBN 9788988350232

2003年1月、「イラクとパレスチナ アメリカの戦略」(光文社新書)を刊行。

2003年3月、「イラク」(光文社新書)を刊行。

2003年5月、「アメリカ超帝国主義の正体」(小学館文庫)を刊行。

2003年12月「辺境 -- 世界激動の起爆点」(宝島社)を出版。

2004年2月、光文社新書から「アメリカ以後」を刊行。

2004年8月、文春新書から「非米同盟」を出版。

2005年3-4月、サウジアラビアの王立ファイサル研究所に上席研究員として招待される。

2007年8月、「タリバン」の韓国語訳が出版された(戦略と文化出版、訳:李雄賢、ISBN 9788995986806

2008年10月、ラジオデイズで対談と講演の収録を開始。「田中宇の世界はこう読め!

2008年12月、メールマガジンがまぐまぐ大賞2008・総合第3位を受賞。

2009年1月、PHP研究所から「国際情勢 メディアが出さないほんとうの話」を出版。

2009年1月、光文社から「世界がドルを棄てた日」を出版。発売から6日目にして重版がかかった。

2009年2月、有料記事配信「田中宇プラス」を開始。

2009年2月、「世界がドルを棄てた日」の中国語訳「世界抛棄美元的臨界期」が中国で出版される。(中国鉄道出版社、訳:金香蘭 ISBN 9787113102937)

2009年12月、風雲舎から「日本が対米従属を脱する日」を出版。

2010年6月、角川oneテーマ21新書として「米中逆転」を出版。

2011年11月、PHP研究所から「メディアが出さない世界経済ほんとうの話」を出版。20冊目の著書。

2015年3月、朝日新聞出版社から「金融世界大戦」を出版。

2015年12月、「金融世界大戦」の中国語訳を台湾で出版(晨星出版社、訳:蕭辰倢 ISBN 9789864430734

2017年4月、花伝社から「トランプ革命の始動 - 覇権の再編」を出版。

2020年5月、花伝社から「感染爆発・新型コロナ危機 - パンデミックから世界恐慌へ」を出版。



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