英米覇権の一部である科学の権威をコロナや温暖化で自滅させる2021年11月20日 田中 宇多くの人々は「科学的な正しさ」が政治的な意図と無関係だと思っている。ある考え方が科学的に正しいかどうか「科学自体の道理で考えれば明白であり、そこに政治が入り込む余地などない」と多くの人が信じ込んでいる。しかし、実はそうでない。新型コロナの重篤性や感染状況、温暖化人為説など、コロナや温暖化に関して、科学の道理で考えると事実と思えない事柄がいくつもある。政治的な手法によって歪曲された話を、世界的に人々に信じ込ませている。人々は騙されている。 (コロナの次は温暖化ディストピア) (Official Public Health England Data Says COVID Infection Rates Higher in Vaxxed Than Unvaxxed) コロナウイルスのような感染症は、最初の発祥から何か月か時間がたつととともに重篤性・脅威が低下して感染しても発症させないもの、感染すらしないものになっていくものだが、今回の新型コロナはそうなっていない。科学の権威筋は、それについて説得力のある説明をしていない。高サイクルのPCR検査が偽陽性を多発することはコロナ以前から知られていたのに、それについても全く無視されたままだ。コロナ以外の死因の死亡者をコロナの死者として計上する意図的な誤診が世界的に行われてきたことがわかっているが、それについても何の説明もなく継続されている。科学でなく政治的な意図でコロナの脅威が誇張され続けている。欧米日などで強制・半強制的に接種されているワクチンが効かない(感染=偽陽性の拡大を止めない)ものであることがわかってきたのに、それについても説明や政策転換がなく、強制的な接種が続けられている。自然免疫や集団免疫の状況についてもずっと無視されている。 (マスク要らない) (永遠のコロナ) (CDC Finally, Quietly, Begrudgingly Releases Natural Immunity Numbers and Now We Know Why They Waited) 地球温暖化人為説の権威たちは、何十年も前から「10年後に世界が温暖化して住めなくなる」と言い続けてずっと外れているが、それについても無視されている。2009年のクライメートゲートで、英米の学者たちが気候モデルを不正操作して歪曲していたことが暴露されたのに、それも無視されている。COP26は失敗して良かった。あの会議が成功して世界的に間違った「温暖化対策」が行われていたら大惨事だった。「気候危機」とか言って騒いでいる人々は早く間違いに気づくべきだ。 (地球温暖化めぐる歪曲と暗闘) (歪曲が軽信され続ける地球温暖化人為説) (Europe's Energy Crisis Better Wake America Up) コロナや温暖化について、科学的な正しさが歪曲されている。権威ある勢力ほど、歪曲された事柄を「科学的事実」だと言って喧伝し、それを否定する者たちを攻撃し、陰謀論者のレッテルを貼って無力化している。コロナや温暖化の問題では「科学的事実」と喧伝されていることが「事実」でなく、政治的な意図に基づいて歪曲された事柄になっている。大学教授など世界的な「科学の権威」たちが、自分たちの権威を使って、事実でないことを事実として歪曲している。この動きは、世界的に組織的に行われており、各国政府やマスコミ、各種の市民運動などを広範に巻き込んで行われている。科学の権威たちは自分たちで独自に考えて歪曲行為をしているのでなく、さらに上部から動かされて歪曲を行なっている可能性が高い。この歪曲は科学でなく、政治的な意図に基づいて行われている。 (コロナ危機の意図 <1>) (Is Climate Alarmism an Establishment Attempt to Restore Social Control?) コロナも温暖化も、今はまだ世界の大半の人々が歪曲に気づかず、騙されたままウソを信じている。組織的に歪曲に気づいているのは、米国の共和党の草の根系の右派の人々ぐらいだ。中国やロシアの権力筋は、温暖化のウソに気づいているようでCOPへの参加に消極的だったが、半分信じるふりをしつつ国際政治に参加し、温暖化対策を自国のプラスになるように動いている。中露の上の方はコロナについても、歪曲に気づいているが信じるふりをして自国のプラスにする戦略をとっているふしがある。日本の自民党政権も、コロナや温暖化の歪曲に気づきつつ信じるふりの戦略っぽい。 (欧米の自滅と多極化を招く温暖化対策) (コロナ帝国と日本) これからもずっと人々は軽信し続けるのか。そうは思えない。コロナと温暖化の歪曲について、今はまだ軽信している人々が、今後しだいに歪曲に気づいていく可能性がある。とくに、コロナのワクチンが効かないだけでなく副作用や自然免疫低下などの害があることが隠せなくなって行くと、人々はワクチンを打ちたがらなくなり、接種を強制してくる自国政府や世界の権威、医師や役人やマスコミを敵視するようになる。欧州などの政府は、非接種者に対する行動制限(人権侵害)を強めているが、これは非接種者を政治的な「逆覚醒」に追い込み先鋭化させる。これまで接種していた人も、今後の無限の追加ワクチン接種に音を上げて非接種側に転換する人がしだいに増える。ワクチンやコロナのインチキ性を指摘して政府や権威筋と対立する人々が増えていく。 (後半期に向かうコロナの歪曲体制) (コロナ危機は世界大戦の代わり) 温暖化対策も、COP会議は国際合意をとれずに失敗しているが、欧州やインドなどいくつかの国々は、温暖化対策を理由とした都市閉鎖や人々の行動制限を強化することを検討している。これもコロナと同じ現象を生む。温暖化人為説が歪曲であると気づく人が増えていき、政府の強制的な温暖化対策に反対していく。 (Media Declares ‘Climate Lockdowns’ a “Conspiracy Theory” as India Prepares to Impose Climate Lockdown) (Latest Lancet Study Exposes Limits Of Vaccines At Preventing COVID Infection) 事象を歪曲した国際権威筋の側は、歪曲行為がばれると自分たちの権威が落ちるので歪曲を認めずに固執する。だが、時がたつほど、下々の方で歪曲に気づいて政策に反対する人が増え、歪曲を認めずに固執するのが難しくなる。権威筋は、歪曲がばれるのを防ごうと、政策を強要する傾向を強め、リベラルだったはずの欧米諸国の政府・権威筋がしだいに独裁体制を敷くようになる。ワクチン強制やワクチン旅券、罰則強化などで、豪州政府が象徴的だ。国際権威筋は、歪曲を隠すために従来のリベラル姿勢を捨てて独裁化していく。 (‘Stop unlimited power grab!’ Huge crowd protests in Melbourne against vaccine mandates & sweeping pandemic powers bill) (Climate Financing Plan Won’t Help Climate, Will Push Country to Totalitarianism: Experts) しかし欧米豪などが独裁化するほど、歪曲による政策は失敗の傾向を強めていき、独裁化しても失敗を防げなくなっていく。最終的に権威筋が歪曲策の失敗を認めざるを得なくなった時、失敗を防ぐために独裁化したことが、その後の権威筋の権威の下落をひどいものにする。コロナも温暖化も、世界的な問題としてこれからまだまだ続く。長く続くほど、歪曲に気づいて反対する人が増え、独裁化がひどくなり、最終的な権威筋の崩壊も激しいものになる。 (Worldwide Walkouts! Protests against Illegal Covid Mandates) (COP26 & The Great Reset: The Not-So-Glorious Prospect Of Owning Nothing & Passing A Cold, Dark Winter) 近現代の世界において、科学者や医者、大学教授などは、人々から最も信頼される職業だった。その高い権威が、これからのコロナや温暖化の歪曲の露呈により、崩壊していく。歪曲延命のための独裁化が強い欧米や豪州などでは、学者や医者が業界ごと権威低下する傾向が激しくなる。歪曲も独裁化もやんわりで曖昧・消極的にやってきた日本では、そうならない。中露も、歪曲に気づきつつやってきたので別の話になる。 (These Are The Most (And Least) Trusted People In The World) 科学者や医者に対する権威・信用の高さは、科学技術の発達によって工業化を進めて経済成長してきた米欧中心・英米覇権の近現代世界にとって、とても重要だった。科学者などへの信頼が高くないと、彼らの科学技術の研究開発の成果物への信頼も低くなり、工業の発展や、人類の生活水準の向上(医学の発達)が進まなくなる。科学者や医者への信用の高さは、資本家や、近現代の世界を支配してきた米英覇権にとっても大事なものだった。 医者の権威・信用の高さは、近現代の英米覇権の一部だった。医学会では、英国のランセットを筆頭に英米の医学誌が最高の権威を持っている。これらの学会誌に掲載され「ピアレビュー」された研究は、権威あるものになる。どの研究に権威を持たせるか、覇権勢力である英米が決定している。医学は、根底の部分からして純粋に科学的なものでなく、米英覇権勢力によって権威を付与される政治的な存在だ。医学だけでなく、科学全体がそうである。経済学や哲学など、文科系の研究も同様だ。先進諸国の学術界や大学自体が、米英覇権の傘下にある。 (コロナ危機誇張の要諦はPCR検査) コロナや温暖化の歪曲によって、科学や医学の権威が最終的に落ちていく。歪曲をもっとやんわりと進めていたら、失敗した時の権威の下落も少なかったのだが、歪曲は過激に行われ、ワクチン強要など独裁的なやり方と併用されてしまった。温暖化も、人為説以外の考え方があり得ることを認めれば良かったのに、そうでなく、人為説を認めない者たちを過激に敵視・抑止したため、これから歪曲がばれていく時の科学界の権威の崩壊もひどいものになる。科学者や医者は全体として、コロナや温暖化で延々とウソをついたため、権威や信用を失っていき、それが米英覇権の自滅につながっていく。 (歪曲が軽信され続ける地球温暖化人為説) なぜそもそも権威筋の学者たちはこんな歪曲をやったのか、という疑問が湧く。私は、この疑問の立て方自体が「違う」と思う。学者たちは、自ら考えてコロナや温暖化の歪曲をやり出したのでない。もっと上の方(覇権運営者、米英諜報界)から、過激な歪曲をやるように誘導されたはずだ。学者や医者たちはもともと、権威を最重視する人々でなく、何が科学的な事実・真実なのかを、政治的な意図をできるだけ排除して科学的に見極めたがる「科学おたく」である。もともと彼らの多くは政治が嫌いだ(政治を張るのが好きな学者が偉くなるが)。医者や学者は駒として使われた感じだ。 (The Biggest COVID-19 Vaccine Skeptics? Front-Line Health Care Workers) もっと上の覇権運営者・米英諜報界は、医者や学者を駒として使ってコロナや温暖化の問題を過激に歪曲し、世界経済の成長と米英覇権の基礎にあった科学や医学の権威を崩壊させている。覇権運営者が、過激な運営によって覇権を自滅させている。これは、テロ戦争の時に過激な政権転覆策をやって米覇権を自滅させ、世界を多極化に導いた米諜報界のネオコン(隠れ多極主義者)のやり方と同じだ。コロナや温暖化の歪曲はこれから長引くほど、米英覇権を自滅させていく。対照的に、中国は習近平になってから、米英主導の権威体制の傘下から出て、科学や産業の技術に関して中国独自の権威の体系を新設しようとしている。 (コロナ、QE、流通崩壊、エネルギー高騰、食糧難・・・多重危機の意味) (世界資本家とコラボする習近平の中国) コロナや温暖化の歪曲が、最終的に公式に暴露されて多くの人々が騙されていたことに気づく日がくるのかどうか、わからない。多分こない。マスコミも「歪曲複合体」の一味だ。第2次大戦の戦争犯罪に象徴されるように、巨大なウソはバレないのが歴史的傾向だ。しかし、コロナや温暖化のウソが公式に露呈しなくても、多くの人が巨大なウソに気づいていくことで、米欧で科学や医学の権威が落ちていき、QEなど他の覇権自滅策と相まって、米覇権崩壊と多極化が進んでいく。
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