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RANDOM DIARY TOUR
鳴海諒一日記 SINCE 6/18.2000
10月29日▼森達也監督作品「A2」
今月3日〜9日に開催された「山形国際ドキュメンタリー映画祭2001」で、森達也監
督の作品「A2」が特別賞と市民賞を受賞された。この映画はオウム真理教(現アレフ)
の教団内部にビデオカメラを持ち込み、教団の内側から外部を映した問題作「A」の
続編で、1999年(前作の3年後)以降のオウムを追った作品である。「A2」は前作同様、カメラが教団内部に入り、日本全国に点在するオウム信者の居
住施設と地域住民の排訴運動のぶつかり合いを中心に据え、オウム施設を内側から撮
影している。この映画は、我々がテレビのニュースでよく見た軋轢シーンのみならず、信者と地
域住民の交流や共有関係などを克明に記録している。テレビでは「オウム出て行け!」
と住民が騒いだり信者と揉めている部分しか報道されないが、現実には廃絶運動をし
ている地元住民と信者の間には交流もあったのである。ある時は住民たちの過激派と呼ばれる監視グループの小屋で、信者たちは談笑した
り記念写真を撮ったりと和やかに過ごしていた。またある時は、住民は「おまえらもっ
と他の宗教も勉強しろよ。いろんな宗教を知らなきゃいけないよ」と宗教本を貸し、
代わりにオウムのことも知ろうと努めていた。また、オウムが住居から退去する日、
信者と住民が別れを惜しんだり、住民の1人が地元紙の記者に「どうしてマスコミは
これを報道しないんだよ!」と詰め寄るシーンもあった。このように実際は両者が様
々なコミュニケーションを計っていたりするのだが、その様子を遠巻きに眺めている
マスコミ各社はこれらに興味を示さず、報道もされていない。(報道する必要無しと
いう考えも十分理解できるが)この映画によって、マスコミは常にある種の思惑を投影して報道していることがよ
くわかる。「A2」にしても森監督の思惑に従って編集されているわけである。全ては
我々がこれらの情報をどう受け取り、判断するかにかかっている。僕は「A2」によっ
て、情報は真に受けるのではなく、ソースを元に自分自身で考えることが大切である
ことを、あらためて学ぶことが出来た。「A2」は堅苦しい映画ではない。どちらかというとほのぼのとした笑える映画であ
る。そのへんのコメディ映画よりもずっと笑える。この映画は前作同様、全国の映画
館から上映を拒否されるかもしれない。なぜならオウムに触れることはタブーとされ
ており、よほどねじ曲がった見方をする人は、この映画をオウム擁護を目的としてい
ると騒ぎ立てるだろう。そんな了見の狭い人たちのせいで、こんなに良質の映画が数
カ所の自主映画を中心に上映している映画館でしか観られないのは、非常に残念と言
わざるを得ない。もしあなたのお住まいのお近くで「A2」が上映される機会があったら、この貴重な
記録作品をぜひ御覧になっていただければと思う。公開は来年春で、まだまだ先だが、
上映予定がわかり次第、日記かメルマガでお知らせしたいと思っている。
「森達也監督インタビュー <LOFT COMMUNICATION> <Mammo.TV>」
「森達也監督コラム かくも完璧な世界(晶文社HP) 1 2 3 4 5」
「山形国際ドキュメンタリー映画祭2001 HP」
10月25日▼コンビニのマナー
ウェブ上で捜し物をしていて、すっげえ面白いページを見つけた。それは「独断と
偏見によるコンビニのマナー」で、現役コンビニマンが店員の立場からコンビニ利用
のあり方を思ったままに述べている。これを読んで感じることは多々あるが、主宰者
が「このページは単に僕の考えを述べたものであって、それが一般論として正しいと
主張するものではないし、人に強要するものでもない」と書いていることもあり、こ
の場でとやかく論うことはしない。客には客の都合があり、店員には店員の都合がある。その良し悪しは別にして「独
断と偏見によるコンビニのマナー」は、コンビ二マンの考え方を知るのに最適なデー
タが満載である。ある意味、僕には非常に参考になった。そしてある意味、目から鱗
が落ちた(逆鱗?)。この「コンビニのマナー」を読むときは、なるべく精神状態が良い時を選び、時折
「おいおい」「んなアホな」「マジかよ」などとツッコミを入れたりすると、楽しく
お読みになれるだろう。くれぐれも大きな心で包み込むような気持ちで、ね。
▼中田苦悩激白「何をすべきか…」ヒデ(中田英寿)が落ち込んでいる。今まで何が起きようと、決して自分の弱気を
マスコミに語らなかったヒデが、「今のポジションでは何をしていいかわからない」、
「頭の中がネガティブになっている。自分に自信がないときは、いいプレーができな
い…」、「もし僕よりいい状態の選手がいるのなら彼がプレーしたほうがいい」と、
インタビューで話していた。プロ選手なのだから調子が悪ければ非難されるのは仕方無いけど、誰かにとやかく
言われなくても、不調を一番よくわかっているのは、他でもないヒデ自身なのだ。マ
スコミはここぞとばかりに叩いたり、上げたり下げたりするのが仕事だから仕方ない
けど、自称ヒデファンがゴチャゴチャ批判するのは断じて許せない。そこで今日はちょ
っとだけ毒を吐く。てめえらいい時ばっかりファン面しやがって、いつもいつも気持ちよくなれると思っ
たら大間違いだ。ヒデはおまえらのオナマシーンじゃねーんだよ。こんな時こそてめ
えの仕事を振り返って見やがれってんだ。誰よりも優れた仕事をしてるってのか。ばー
ろー。ヒデから学んだことを少しでも自分に生かしてみろ、こんちくしょー。毒おわ
り。
10月23日▼衝撃写真
衝撃写真を入手した。これは昨日、ハワイ在住の方から送られてきたものだ。御覧
になってすぐ何の写真かおわかりだろう。これは9月11日にワールドトレードセン
ターにハイジャック機(1機目)が突っ込む直前の模様である。そしてこれは巧妙に
作られた合成写真なのだ。昨日、メールに添付されていたこの写真を見て驚き、すぐに画像処理ソフトで拡大
して見てみると、右下の「09 11 01」という日付が書き直されているのがわ
かった(拡大写真はこちらをクリックして下さい)。もともとの日付が消されて、そ
の上に「09 11 01」が新たに書かれているのがおわかりになるだろう。画像
を16倍に拡大してみると、その他の部分はモザイクがかかったように滲むのに対し、
日付だけは滲まない。数字の線がきっちりピクセルの四角におさまっていた。この写真はたぶんアメリカから回り回ってハワイの方に送られたもので、FBIの極秘
ファイルらしいとか、この日は暑かったのでこんな厚着は変だとか、サウスタワーは
展望台に入れないので写真は合成ではないかなど、様々な憶測を呼んでいるとのこと
だった。この写真は悪戯にしてはまだ可愛いレベルだとは思う。しかし誤った情報をさも本
物のように流されては困る。同時多発テロ事件が起これば次回テロ予告悪戯電話が殺
到し、炭疽病事件が起これば白い粉を送りつける輩が多数いる。日本国内でも本日だ
けで数百本の「白い粉」に関する問い合わせ電話があったそうだ。こんな悪戯をする
度に無駄な検査を繰り返さなければならず、それは常に対応が遅れがちな行政の尻を
ひっぱたく意味では有効かもしれないが、実際に事件が起こった際には甚だ迷惑なの
である。こういう“バカ中出し”な悪戯を行った者は厳罰に処すべきだと思う。(白
い粉を80万個吸わせてみるとか、いや冗談冗談)素朴な疑問だが、東京国際郵便局では郵便物を取り扱う局員に対し、マスクとゴム
手袋を支給したとのことだが、これで炭疽病感染を完全に防ぐことが出来るのだろう
か?
▼田中 宇さん御出演僕の師匠、国際ジャーナリストの田中 宇(さかい)さんが本日午後、草野仁氏が
キャスターを務める「ザ・ワイド」(日テレ系)に出演された。遅めの昼食を取りな
がら見ていたら田中さんが突然画面に現れたので、びっくりして思わず「やったあ〜」
と声を上げ、妻と共に拍手をしてしまった。それから急いで番組を録画した。(もち
ろん3倍速ではなく標準速度で 笑)田中さんはアフガン問題に非常に詳しいのに、今回、全然テレビでお見かけしなかっ
たのが、とても不満だったのだ。先日放送された「アフガン問題特番」(NHK)の
内容なんて、それ以前に田中さんのメルマガ「国際ニュース解説」で読んだとおりだっ
たし、これなら田中さんが出演された方が早いんじゃないの、と思っていた。田中さ
ん、今度はぜひNHKの夜7時のニュースに出て、ブイブイいわせて下さい(笑)「ザ・ワイド」で草野氏が田中さんの新著「タリバン」(光文社新書)を紹介して
いた。出版されたら御自身のメルマガに告知があるだろうと油断していたら、すでに
もう出版されていた。慌てて「Amazon」(ネット本屋:送料無料)で注文した。数日
後には僕もタリバン通になれる、かなあ。田中 宇さんのインタビューはこちら「HOT WIRED JAPAN 田中 宇インタビュー」
10月21日▼カクテルコラムページ一新
HPにアップするのを散々サボっていたカクテルコラム(メルマガに過去に掲載)
を8編アップした。ついでに過去のコラムもレイアウトを全て変更し、カクテルやリ
キュール類を写真付きにした。かなりいい感じになったので、ぜひ見てつかあさい。
まだ未掲載のコラムが7編ほどあるんだけど、こればかりやっていると他のことが何
も出来ないので、折を見て少しずつアップしていくつもりだ。カクテルコラムを読み返してみて思ったのだが、今まで書いたものは、そのリキュー
ルやカクテルに関するデータが非常に少ない。これは御家庭でつくっていただくこと
を前提に書いたので、特に美味しくお飲みになれる数種類以外のカクテルは全て省略
してしまっているのだ。そうとはいえ、あれも書きたい、これも載せたいということ
が山ほどあるので、いずれ少しずつ加筆して充実させてゆきたい。巷にはカクテルブッ
クのように数百種類のカクテルを掲載している優れたHPもあるが、僕は数ある中か
ら珠玉の逸品をお届けしたいと考えている。そういえば数日前にこのHPのカウンターが10万を突破した。僕は普段メインペー
ジへはアクセスしないのだが、先日、レイアウトをチェックした時、99998であ
やうく10万を踏みそうになった(笑) ホントは別にそんなのどうだっていいんだ
けど、でも他の人のHPって結構みんな数字を気にしてるようなので、できれば僕以
外の人に踏んでほしかったんだ。それだけ。
10月18日▼一大人事異動
今日は当社総支配人とのミーティングのため、骨折してから初めて出社した。欠勤
中、初めての遠出である。重い足を引きずり、おっちらおっちら出かけていった。な
にぶん片足が不自由なので、行き帰りにもの凄〜く時間を要した。おかげで足がパン
パンだぜい。こんなに歩いてインカ帝国。当社は一大人事異動を発令し、今月25日からほとんどの店長は系列他店へ移動す
ることになる。若手の昇格、ベテランの実質降格など様々で、見た感じ適材適所への
移動である。しかしそれにしても大改革を行ったものだ。僕はといえば、今まで通りこの店で働くことになった。総支配人によると、10パ
ターンほどのソフト案から過激案までのあらゆる人事異動案の中で、他店への移動が
検討されなかったのは、僕だけとのこと。僭越ながら、まあそりゃそうだろ〜とは思
う。それにしても上層部から信頼感されていることを再確認できたのは、やはり嬉し
い。
10月16日▼外食戦争残酷物語
昨日、「スーパーテレビ」(日テレ系)の「外食戦争残酷物語」を見た。(番組の
概要はこちら。写真をクリックすると番組内容の詳細を読むことができます)この番組に、先日配信したコラム・エピソード1の店が登場する。カメラはこの店
のオープン初日を捉えていたのだが、店内を飛び交う挨拶や礼のあまりの酷さにぶっ
飛んだ。“さま〜ず”風に言えば、「初日からかよ!」である。自宅にいながらにし
て駄サービスに触れさせられてしまったことに、閉口&苦笑してしまった。番組は様々
な飲食店の低価格戦争に焦点を当てていたのだが、「チーズはどこへいった?」なら
ぬ「サービスはどこへいった?」である。安けりゃいいのか安けりゃ、ってか〜んじ。以前、同番組で、居酒屋チェーンやたこ焼きチェーンの特集があった時、サービス
指導責任者の社員の年齢が、どちらの会社も若くてビックリした。片や21歳、もう
一方は23歳である。最初は、この年齢でアルバイト全員やフランチャイズ店一店全
体の人間を指導しているなんて、なんて優秀な人材なんだろう、と驚愕したのだが、
番組が進むにつれ、彼ら自身のサービス度に???と疑問信号が点滅した。番組で見
る限りでは、ちっとも良くなかったのである。サービス自体もイマイチだし、指導力
も乏しく従業員に顰蹙を買っている。店舗のスタッフはこのサービス指導責任者たち
にとって「指導力養成ギブス」なのかよおって思ってしまった。アルバイト一人一人のサービスセンスがよほど良ければ別だけど、通常はサービス
指導責任者より優れたサービスを行うのは難しい。トップを決めたら店はその人より
良いものにはなりにくいのだ。ああなのになのに、どちらの企業も超発育途上の社員
を指導責任者に据えている。まったくわからんちんぷんかんぷんだ〜〜っ!
10月14日▼メルマガを配信した
本日未明、半年ぶりにメルマガを配信した。前回の配信が4月13日だからちょう
ど6ヶ月ぶりだ。
挨拶と礼の発し方は、サービスそのものについて書くのと全く同じなので、どこま
で書こうか線引きが難しかった。もっと書きたいことはたくさんあったし、書いたけ
ど文章の流れの問題で削除してしまった部分も相当量あった。でもこれ以上話を広げ
すぎるとサービス論にまで発展してしまって、収拾がつかなくなるので、適当なとこ
ろで切り上げることにした。今回のコラムのタイトルは「新・サービスの基本 お客様への挨拶」だったが、こ
の「新」の意味をメルマガで説明するのを忘れてしまった。これは昨年3月に書いた
コラム「サービスの基本 お客様への挨拶」の発展版なので、以前のタイトルをその
まま使って「新」をつけたのだ。でも説明書きがないと、まるで「新説・サービスの
基本」みたいだったね。今まではいたずらに読者の神経を逆撫でることを避けて、思ったことをあまりスト
レートに書いてはいなかった。そしてこの自分に課したつまらない自主規制に縛られ、
悩み、それがストレスになって、結局メルマガから遠ざかってしまった。アホである。
でもこれからは、思ったことを思ったとおりに書く、を目指す。別に開き直って書く
つもりはないけど、今までの反動がドドッと溢れ出るかもしれない(笑) くわばら
くわばら。
10月11日▼ADSL導入
昨日から回線をADSLに切り替えた。思い起こせば4年前にISDNをきっかけにインター
ネットを始めたわけだけど、今まではパソコンの速さがそのまま読み込みの速さだっ
たのが、今では回線が進化してうちの遅マックでも快適なネット生活が送れるように
なった。感無量である。今までは主に深夜のテレホーダイタイム(23:00〜8:00)中に接続していて、これ
はこれで僕の仕事柄、最適だったんだけど、いかんせん最近は重たいHPが多くて読
み込むのに時間がかかるのが玉にキズ。とてもストレスが溜まっていたのだ。そして
とうとう、もう我慢できね〜、と軽くキレて、ADSL導入に到った。回線変更の申し込みは骨折前に行っていたんだけど、この時期に切り替わったのは
まさにグッドタイミング。ADSLは常時接続が可能なので、接続する時間帯を選ばない。
いつでも好きな時間にインターネットできて嬉しい。まあ調べ物をする以外は、あま
りあちこちを覗くわけではないんだけど。というわけで、昨日今日でポジティブプラス因子をちょっと蓄積することができた
んじゃないかな。2個2個で4個ゲットね!(そんな安直な計算でいいのか?)
10月10日▼positive thinking
僕が膝を骨折してすぐ、Kさん(9/22の日記の「ニッポンはどうしてしまったのだ
ろう?」をお書きになった方)からメールをいただいた。内容は「ポジティプシンキ
ング(positive thinking)をしましょう」というもの。僕はこのメールを読んでと
ても元気になった。Kさんによれば、人は常にポジティブでいれば、身体にプラスの因子を溜めること
ができ、その因子が十分に溜まっていれば少々のマイナス因子が入ってきても、溜め
てあったプラスが体内に残る。プラス因子が減ってしまったらまた溜めればよく、プ
ラス因子が多い人には磁石のように自然にプラスがくっついてくるので、ドンドン元
気に明るくなれて、もっともっとポジティブになれる。そしてその反対もある。との
こと。このプラスの因子のお話は、普段、マイナス思考をたしなむ僕にとっては、とても
とてもありがたい話だった。Kさんのおかげで今回の病欠も前向きに考えることが出
来た。この療養生活の間に溜められるだけのプラス因子を蓄積したい。そして仕事復
帰後の山あり谷あり生活の糧としたいと思っている。と最後はマイナス思考で締めく
くるのであった。
▼グレングールドKさんのメールと共に僕が癒されたのは、グレングールドのピアノだった。グール
ドが奏でるバッハの「ゴールドベルク変奏曲」や「平均律クラヴィーア曲集」がとて
も素晴らしく、とても心に染みた。グールドって今まで、ピアノを弾きながらデカイ
声でハミングしまくったり、もの凄く低い椅子に座って姿勢悪く弾いたり、空いてる
手を振り回して自分の演奏に指揮したり、夏でもコートを着て手袋をはめて絶対に誰
とも握手をしないとか、モーツァルトをバロック風に弾いたり、等の話ばかりを聞い
ていたので、聴くのを避けていたのだ。何てもったいないことをしていたんだろう。この間までBSで「グレングールド・コレクション」をまとめて放送していたのを
録画して、そのビデオをよく観ているのだが、どの曲もとても僕にフィットする。グー
ルドの曲解釈がとても好きだ。とてつもない変人のところも大好きだ。グールドを聴
いていると、やはり普通の人間は名音楽家や名演奏家にはなれないんだ、紙一重じゃ
なきゃだめなんだ、という考えに自信を持ってしまう。綺麗なメロディや素晴らしい
曲を作曲したり奏でたりするのが、一部のイッちゃっいかけてる人だなんて、なんだ
かとってもいい感じ。普通の人がいくら分析しても凡人にはわかり得ないなんて、と
てもミステリアスでたまらない。▼メルマガ 今週末配信予定
メルマガを配信する配信すると数ヶ月前から時々書いていて、いっこうに配信しな
いこの嘘つきオオカミ中年男だが、いよいよ今週末には配信出来そうだ。せっかくK
さんにpositive thinkingの教えを受けたのに、メルマガでは他人の挨拶や礼につい
て批判ばかりしていて、この日記とのギャップがたまらない魅力になっていると思う
(笑) 前回配信してからなんと6ヶ月ぶりのメルマガになるが、このHPを訪れて
下さる方々以外の人は、メルマガが送られてたらさぞかし驚くんだろうな。「あれっ、
読者登録を解除するの忘れてた!」とか言って焦ったりして。あははは・・・はは。
と、最後もやっぱりネガティブに締めくくるのであった。
10月6日▼フードバトルクラブ2
昨日放送された「フードバトルクラブ2」(TBS)で優勝したのは、最近めきめき
と頭角を現し、先日のテレビチャンピオンの大食い選手権で優勝したジャイアント白
田こと白田信幸だった。白田は今回の決勝戦で、吉野屋の牛丼並(370g)1時間大食
い勝負で22杯完食。2位の小林尊に2杯差をつけた(20杯完食)。3位は大食い大会
常連の皇帝・岸義行(16杯完食)が、30歳台後半の年齢ながら健闘した。小林は今回、優勝候補筆頭だったのだが、開始直後の1杯目から箸(スプーン)が
進まない。表情も険しく悲痛な面もちだ。体調が優れない様子がうかがえる。いつも
だったら猛然と食らい始めるのに、1杯目をなかなか食べ終わることが出来ない。こ
れは非常事態だ。最後までもつのだろうか。白田と岸は自分のペースで黙々とおかわりを重ねる。次第に小林のペースが上がり、
鬼のような形相で食べ始めた。時々食物が胸につかえ、握り拳で胸をゴンゴン叩いた
り体を左右に揺すったりしながら必至に食べる。その姿が痛々しい。もうすでに体が
食物を全く受けつけないようだ。にもかかわらず力を振り絞って牛丼を口に突っ込む。
最後の方は、凄まじい気力のみで食べているように見えた。誰かが大食いはスポーツ
だと言っていたが、まさにこれは自分自身との「格闘技」だ。それにしてもこの番組の進行、構成はあまりにも酷かった。小林VSその他という設
定を図り、他の挑戦者は悪役、またはその他大勢扱い。決勝戦もテレビに映っている
のはほとんど小林のみで、トップの白田はあまり映らない。岸に到ってはトータル数
秒間のみである。白田の優勝が決まった瞬間、エンドロールが流れ、その後、小林が
「次回は挑戦者として頑張ります」と語って、番組は終了する。白田のコメントは一
切無く、賞金授与も行われずに(これは前回同様)終わってしまった。この日の大食
いサイトのBBSでは、TBSの番組構成の酷さに対して、非難の書き込みが集中していた。それともうひとつ。セミファイナルの岸 対 山本の1対1バトルの時、岸が「わんこ
そば対決」を選択した瞬間、控え席の小林が「知っててやってるんだ!」と吐き捨て
た。勝負開始。わんこそば選手権で優勝経験もある岸は、猛然と食べ始めた。山本は
手をつけずにうつむいている。それを見て岸も手を止めた。山本が「ギブアップお願
いします」と言った。山本は蕎麦アレルギーで蕎麦を食べることが出来なかったのだ。
番組では、岸が山本のアレルギーのことを知っていてわざと蕎麦勝負を選択したかの
ような印象を与える編集になっている。この番組の対決にヤラセは無いにしろ、ちょっ
とガチンコ的な編集が施されすぎるのが鼻についた。やっぱ大食いはテレビチャンピオンが一番だ。次回のフードバトルクラブはビデオ
に録って見ることにする。数多い反復シーンを早送りすれば、半分以下の時間で見る
ことが出来るに違いない。フードバトルクラブ2の模様は、参加者のマイケル高橋がオンエアされなかった部
分も含めて克明なレポートを書いている。御興味がおありの方はこちらをお読みいた
だきたい。また、3位の岸さんの掲示板では、大食いファンが大勢、熱いコメントを
書き込んでいる。こちらをどうぞ。
010月3日▼キンモクセイの香り
今日でギブス装着9日目。一時は足がむくんでギブス内が窮屈でたまらなかったけ
ど、今はむくみも落ち着き、ギブスにもだいぶ慣れてきた。ナメクジ程度だった歩行
速度もカタツムリくらいには歩けるようになったぞ。(ってゆーか、殻を背負ってる
分、遅くなったんじゃねーか?)外の空気を吸いに出る度に、隣家に咲き誇るキンモクセイのとても良い香りが鼻を
くすぐる。僕はキンモクセイのほのかに甘酸っぱい香りがこの上なく好きだ。なんて
素敵な香りなんだろう。おもわず何度もゆっくりと深呼吸する。うーん、いい感じ。いま僕のデスクの上にはキンモクセイの一輪挿しが置かれている。ほんの一枝なん
だけど、香りが部屋中にほんのりと広がっていて、すごくいい感じ。気分がいい。そういえば、キンモクセイの花を浸して白ワインと共に熟成させた「桂花陳酒」と
いう中国酒がある。実際のキンモクセイとは香りがちょっと違うけど、甘くて飲みや
すく、アルコール分もワイン程度なので、女性受けするリキュールだ。以前、当店の女性客が桂花陳酒の香りを嗅ぎたいというので、少量を試飲させてあ
げたのだが、「あれっ!これ、トイレの臭いがする!」と大声で言われて、がっかり
したことがある。ボキャ貧鼻もいいかげんにしろ、って感じ。そりや、キンモクセイ
の香りのトイレ芳香剤はあるけど、桂花陳酒の香りとはだいぶ違うんだけどな。それ
に、正しく「トイレの芳香剤の臭いがする」って言ってくれなくちゃ、周囲のお客に
桂花陳酒はアンモニアのリキュールなのかと思われちゃうよ。(なわけないない)
▼フードバトルクラブいまTBSの「フードバトルクラブ2」(以下FBC2)が熱い。この番組は大食いを競う
選手権で、「テレビチャンピオン」(テレビ東京)の名立たる常連選手がみんな出て
いる。先週は木曜にテレビチャンピオン、金曜にFBC2と、2日続けて大食い番組が放
送されたので、とても嬉しかった。7月24日の日記にも書いたが、現在僕が大注目しているのが小林 尊という若者
だ。彼は超人的な速さでもの凄い量を食べる。他の者を圧倒し、まったく寄せ付けな
い大食いの達人なのだ。先週のFBC2(前編)で、小林はカレー13杯(総重量6.5kg)
をななななんと6分台で平らげた。それを見ていた他の選手は、もう笑うか呆然とす
るかしかなかった。FBC2(後編)は、あさって金曜の夜に放送される。とある掲示板サイトでは、誰が
優勝するかを予想したり、結果を知っている人がばらしたり、ガセを流したりと、と
ても盛り上がっている。ここ数日、その掲示板をよく訪れているのだが、あまりにい
ろんな書き込みがあって、どれがガセでどれがチクリか、さっぱりわからない(笑)
おかげで大した予備知識にならず、番組を楽しく見ることができそうだ。
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