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RANDOM DIARY TOUR
鳴海諒一日記 SINCE 6/18.2000


10月30日

▼わかりました〜!

 今日、ひさびさに店の近くの「超劣悪サービスとんかつ屋(大手チェーン)」へ行っ
た。店員のサービスレベルの低さは相変わらずだったが、そこにまた一つ、バッドテ
イストが加わっていた。

 僕がとんかつ定食をオーダーしたら、女性店員は「かしこまりました」ではなく、
「わかりました〜!」と大声で返事をした。店員が厨房へオーダーを通すと、中の人
たちも皆、「わかりました〜!」と口を揃えて返事をする。

 なんとこのとんかつ屋は、「かしこまりました」を「わかりました」に変えて、レ
ベルダウンさせていたのだ。

 食事中も店内は様々なトーンの「わかりました〜!」が飛び交っている。いったい
どんなふうかというと、次のようになる。

( 6行同時進行 → )

店員1「定食一丁で〜す」
        コック1「わかりました〜〜!」
             コック2「わかりました〜〜」
                    コック3「わかりました〜〜!」
           コック4「わかりました」
                 店員2「わかりました〜〜〜〜!」

 このように、オーダーを通すたびに、店内は「わかりました」の嵐となる。そして
これが頻繁に繰り返されるのだ。はっきりいって耳障りでしょうがなかった。

 このとんかつ屋はなぜ「かしこまりました」を「わかりました」に変えてしまった
のだろうか。僕はとんかつを食べながら考えてみた。

 (とんかつ屋店長の胸の内)ふむ〜。今使っている「かしこまりました」では、か
しこまりすぎて「承ります」という気持ちがお客の心に届きにくいような気がする。
もっとお客にとってわかりやすい返事をした方が、お客にいい感じで伝わるに違いな
い。えーと、わかりやすい、わかりやすい、わかりました。おっ「わかりました」か。
……これだ! これはいいぞ! お客の心にズバッと伝わるいい言葉じゃないか。よ
し今日から「わかりました」に切り替えるぞ。

「料理長! ちょっと来てくれ。かくかくしかじか。どう思う?」 

「店長、いいじゃありませんか。それですよ。わかりましたで行きやしょうよ!」 

「そうか! そうだな、そうしよう。よし、みんな集まれ! コホン、あ〜、今日か
ら当店は“脱かしこまりました”フェアを実施するぞ。命名“わかりました”だ。こ
れでお客の心をガッチリ掴むぞこのやろー。がはははは」

 とまあ、こんな感じで決めたような気はしないが(しないのかよ!)、「わかりま
した」という返事は、この大手チェーン店全店で行っているとは考えにくい。それは
この返事はこの場合、ちっとも良い言葉遣いじゃないからだ。この店はただでさえサ
ービスが悪いんだから、せめて返事ぐらいかしこまってもらいたいものだ。でも「わ
かりました」が店内に響き渡る状況っていうのは、滅多にお目(耳)にかかれない。
非日常を味わいに、このとんかつ屋へ近々また行ってみよう。(もしかしてそれが手
だったのか?)


10月24日

▼不適切な発言

 今日、新人アルバイトが入店した。ひさびさの男子アルバイトだ。

 奥の個室で制服に着替えてもらい、その間、僕はホールで待っていた。そこへ、し
ばらく厨房内でアイスピック研ぎをしていた女性バーテンダーのSさんが戻ってきて、
カウンターで氷を割りはじめた。

 少しして僕は個室の扉を開け、新人に声をかけた。

「(制服のサイズは)どう? 大丈夫?」

そのとたん、Sさんがバッと顔を上げて僕を睨むように凝視した。非常に驚いた表情
をしている。

S「中に誰かいるんですか!」

僕「うん、新人が着替えてる」

Sさんは「はぁ〜〜〜っ」と溜息をつき、安堵感いっぱいの顔になった。

S「よかった〜。店長、“気がふれた”のかと思いましたよ」

僕「…………」

S「誰もいない部屋に向かって、急に喋りはじめたのかと思ったんです」

僕「って、誰かいるに決まってんだろ。誰もいなきゃホントに危ないっつーの」

S「ですよねえ。あはははは。あ〜よかった〜(僕の気がふれてなくて)」


 まったくとんでもない話である。僕が“気がふれた”だなんて……。しくしくしく。
後でふと考えたのだが、Sさんは僕がいったいどう気がふれたと思ったのだろう。

・店長が“突然”気がふれた

・店長が“とうとう”気がふれた

・店長が“案の定”気がふれた

 今まで何もなかったところから、いきなり「気がふれた」まで、普通、思考が飛躍
するだろうか。うすうす怪しいと感じていたのが、今日、決定的になったとかじゃな
いだろうなあ(ドキドキ)。そういえば、ときどき「ここは誰?」とか「私はどこ?」
とか「白い象が見える」とか「ピンクのワニが来た」とか言うのがいけないのかな(笑)


10月21日

▼あなたは鼻くそを食べていましたか?

 今日、30代の常連客(女性)2名と話していたら、

A「わたし子供のころずっと鼻くそ食べてたよ」

B「うん、わたしも。子供はみんな鼻くそ食べるよね」

と、さも当たり前のように言うのでびっくりした。

A「わたしは7歳ぐらいまで鼻くそ食べてた」

B「わたしなんか14歳ぐらいまで食べてたよ。それである日、学校の教室で男子生
  徒が鼻くそ食ってたのを他の生徒が見つけて、汚ね〜〜ってみんなに気持ち悪が
  られてているのを見て、あれ、鼻くそ食べちゃいけないのかなって思って、それ
  でやめたんだもん」(しかたなしにかよ!)

僕はこの話を聞いて驚き、当店の女子バイトを呼んで聞いてみた。

僕「なあ、おまえは子供の頃、鼻くそ食ってたか?」

バイト「ええ、食べてました」

ガビーーーン。みんな鼻くそ食ってたのかよ! はふ〜〜っ。

そしたら今度は、

B「わたしは週に一度、へそゴマ取るのが楽しみなんだ」

Bさんはそう言いながら、おしぼりの上に小さな黒い粒を置いた。それはへそゴマだっ
た。

僕「ってゆーか! ここにへそゴマ置くのはやめて下さい! 今、へそ掃除するのは
やめて下さい〜」

B「あらやだ。いいじゃない別に。だって今週まだへそゴマ取ってないんだもん」

もうやだ。信じられない。なんてお下劣なお客様なのかしらん。


10月16日

▼◯◯◯万円入ってるから

お客様に「お荷物をお預かり致しましょうか」と尋ねると、「いや、◯◯◯万円入っ
てるからいい」と断る方が多い。ホントに多い。金額は200万円〜1億円と幅広い。
これはジョークで言ってるだけでなく、本当に大金が入っている場合もあるのだろう。
しかし最近、あまりにも多くてビビっている。世の中はいま「◯◯◯万円入ってるブー
ム」なのか?(45歳以上の方を中心に)

 「500万入ってるけどいいや」と言ってカバンを渡す方もいる。「えっ、本当で
すか! でも、でも・・・」と、どぎまぎするフリしてお客様を「あっはっは」と喜
ばせたりしているが、実際のところ、どの辺りが面白いのかよくわからない。無愛想
に「(預からなくて)いい!」と吐き捨てるお客様よりはずっといいんだけど、
「◯◯◯万円入ってるから」を聞くと、またか! と思ってしまう。フードオーダー
の際、「おれ牛丼ね」と言う人よりずっといいけどね。


10月6日

▼故障と修理

 先日の朝、テレビの電源スイッチを入れたら、ボンッと変な音がして、テレビが故
障した。以前に修理したとき、修理人にそろそろ寿命だと言われていたので、修理を
諦め、翌日、テレビを買い換えた。次の日、車のフォグランプの電球が切れた。そし
て次の日、車のバッテリーが上がった。

 次の休日に応急処置をして、オートバックスへ電球とバッテリーを交換しに行った。
バッテリーを接続する金具を交換する工具が無く、ディーラーで交換してほしいと言
われた。仕方がないので電球だけ交換してもらった。その時、車のヘッドライトの電
球が切れた。交換してもらった。修理が終了し、車のエンジンをかけた。エンジンが
かからなかった。なんとかバッテリーを交換できないかと頼みこんだ。交換できた。
時間と金がものすごくかかった。泣いた。

 自宅には二十数台の音楽機材と十台ほどのパソコン関連機材がある。どれも古い。
これから順番に壊れていくのかと思うと気が重い。泣ける。


10月2日

▼バーで知ったかぶってはいけない

 今、「バーで知ったかぶってはいけない」というタイトルの日記を書き始めたら、
もっとたくさん書きたいことがあるし、それにすごく面白くなりそうだったので、膨
らませて次回のメルマガで配信することにした。ひさびさに鳴海節炸裂! って感じ
の内容にしたい。罵詈雑言の嵐って感じ。で、読み返すたびに、「やっぱこういう表
現は良くないよな」とか言って、表現方法を穏やかにするたびにテンションが下がっ
て内容が薄くなり、やっと多くの方にお読みいただくのにふさわしいコラムが完成す
るのだ。

 しかし読者の中には、メルマガと日記の書き方のギャップに違和感をお持ちの方も
いるようだ。それにどぎつい表現こそが僕のもっとも得意とする分野だから、なるべ
く自分らしく書いちゃおうっと。ここ数回のメルマガは、やけにものがわかったよう
な書き方をしている自分に、ちょうど腹が立っていたところなので、あまり歯に衣着
せぬよう、ぶった斬ることにしよう。うふっ、たのしみ〜。でもその前に、もう少し
本の原稿を書かなきゃいけないので、しばらく待っててね。

▼本のタイトル決定

 出版される本のタイトルが決まった。

「THE BAR 〜 インサイドストーリー 〜」

である。タイトルが「THE BAR」で、サブタイトルが「インサイドストーリー」
だ。ちなみに僕が名付けた。出版社的にはちょっと毛色の違うタイトルをつけたかっ
たみたいだけど、お願いしてこれにしてもらった。

 そして重大発表。この本の解説を、なななんと、あの田口ランディさんが書いて下
さるのだ。

 過去にコラムページのエッセイ「素晴らしき出会い」に書いたけど、かつて僕はラ
ンディさんお一人に「配信数1」と書いたメルマガを勝手に送りつけていて、それが
発展して、今回、本が出版されることになったのだ。つまり、ランディさんと出会わ
なかったら、僕が文章を書くことも、メルマガを配信することも、HPを立ち上げる
こともなかったのである。

 だからいつか、万に一つ、本を出版することになったら、絶対にランディさんに何
か書いていただこうと心に決めていた。何だかオレがオレが、と自分の都合ばかりみ
たいだが、そう思っていたのだから仕方ない。でもランディさんは、あれよあれよと
大作家になったため、解説を書いてほしいとは、ものすごーくお願いしにくかった。
ずーっと躊躇に躊躇して、意を決して、先日ようやくお願いしたという次第。

 ランディさんファン、特にララララランディに出入りしている方々は必見ですぞ。
僕の本は出版部数が少ないので、たぶんあまり書店には並ばない。だから立ち読みは
出来ない(笑) お読みになるためには、書店に取り寄せてもらい、購入しなければ
ならないと思う。お気の毒様、つーか、買って下ちゃーい(可愛く言ってもダメ?)。


9月28日

▼ひさびさの更新……But!!

 半月近く更新をサボっているにもかかわらず、毎日、訪れて下さってありがとうご
ざいます。11月に出版予定の本の加筆と校正に追われつつ、明け方に必ず気絶(い
ねむり)する毎日を繰り返しており、なかなか日記まで手がまわりません。今しばら
くお待ち下さいね。


9月15日

▼ホラー映画の恐怖によるストレスを軽減する方法

 先日、テレビで「ホラー映画の恐怖によるストレスを軽減する方法」という実験を
やっていた。どうしたらよいか? それは「笑顔で観る」のが効果的なのだそうだ。
笑顔のおかげで顔の温度を下げずに済むためどーたらこーたら(忘れた)。

 これを観て、僕は大いに納得した。以前書いたが、僕は仕事中、従業員やその他も
ろもろのことでカッカすることが多いのだが、仕事上、お客様に笑顔で接しているう
ちに、ストレスがスーーッと消えてしまうことが多い。そうか。これは僕の精神バラ
ンスが優れているのではなく、笑顔のおかげだったのね。笑顔はお客様の心をほぐす
だけじゃなくて、自分の心をほぐす効果もあったのだ。笑顔ってなんて素晴らしいん
だ! VIVA! 笑顔!

 接客業に従事する人たちは、いつも笑顔で働けばきっとサービスレベルが上がるん
だろうね。笑顔で働いてストレスが減って、そのおかげでもっと楽しく働けて、お客
様にも喜ばれて、そのお客様が返してくれた笑顔を見てまた気分が良くなって、その
おかげでもっとやる気が出て、またついつい頑張っちゃう。というように、前向きで
発展性に富んだサービスライフが待っているなんて、こりゃあみんな笑顔で働くしか
ないでしょう。


9月12日

▼Yahoo「カクテル」

 先日、このHPがラジオで紹介された(InterFM76.1MHzのWebSurfer)。また、僕
のHPはYahooの「オンラインエッセイ」という、どちらかというと地味なカテゴリー
に登録しているのだが、Yahoo の編集者が、カテゴリー「カクテル」にも登録して下
さったので、それによりアクセス数が急に増えた。

「生活と文化 > グルメ、ドリンク > ドリンク > アルコール > カクテル

 Yahoo で上記のように入って「カクテル」をクリックすると、なんとこのHPがサ
イトリストのトップに現れる。いやあ、まいったなあ。って、これは照れているので
はなく、ちょっと困っている。なぜならこのHPには、あまりカクテルのことが載っ
ていない(笑) 20編ほどのリキュール紹介的エッセイは載せているが、そんなに
大したものじゃない。つまり、「カクテル」で検索して訪れて下さった方の御希望に、
当サイトはお答え出来ないのである。とほほ。

 とはいえ、本当は喜んでたりして、あははは。Yahoo さん、このHPがより多くの
人の目に止まるようにして下さってありがとう。鳴海は部屋の中でこっそりガッツポー
ズをとりました。これホント。


9月3日

▼アイスまんじゅう

 最近ハマっているのが、九州の丸永製菓という会社の製品、「アイスまんじゅう
というアイスクリーム(アイスバー)だ。分厚いバニラアイスの中にあんこがギッシ
リ詰まっていて、実に食べごたえがある。これで100円は安い。安すぎるぜ。僕は
このアイスまんじゅうを毎日1本、むしゃぶりつくように一気に食べて、「幸せ、う
ふっ」と、深夜にほくそ笑んでいる。だ〜ってだってだって美味しいんだもん。

 このアイスまんじゅうは、ヨーロッパのコンテスト「モンド・セレクション」で、
なんと7年連続で金賞を受賞しているそうだ。おまけに、3年連続で金賞を受賞する
と自動的にもらえる「モンド・セレクション国際優秀品質賞」を2回受賞している。
モンド・セレクションが権威があるのか無いのか知らないが、ヨーロッパの人にあん
こ入りアイスが認められるのは凄いことのような気がする。

 アイスまんじゅうは、僕が知る限り、あちこちのコンビニやスーパーで購入するこ
とが出来る。ぜひ鳴海と共に、アイスまんじゅうにハマりませう。

▼モモの新居 完成

 今日は休日だったので、愛犬モモのために購入した犬小屋を組み立てた。妻が通販
で購入したこの犬小屋があまりにも立派だったので、新築記念に犬と犬小屋の写真を
撮った。親バカかバカ親か定かではないが(バカ親だなきっと)、その写真を数点、
アップしようっと。ちなみに黒白がモモ(2歳)で、茶色がネネ(7歳)だ。


小屋が完成し、鳴海に強い口調で「ハウス!」と言われたので、おそるおそる小屋の
中に入ったモモ。本当はもう外に出たいだワン。(バカなコメント)


小屋が完成したので、さっそくネネが遊びに来ました。(なんてバカなコメント)


2匹の「待て」のポーズ。ネネは極めて普通だが、モモはいつもちんちんをして待つ。
何か要求がある時はいつもこの姿勢を取り、要求が通るまでいつまでもこうしている。
または実に悲しげに泣くように吠えることも多い。こんなプライベート丸出しなことは、
今後もうしないことにしよう。恥ずかしいだワン。


9月1日

▼便どっさり

 今日、品の良い素敵な常連客(女性)との接客中に彼女が言った。

「ねえ鳴海さん、昨日、便、どっさり飲んだよ」

「えええっ! 突然ななななんですか〜?」

「(くすっ)いやあねえ、鳴海さんが勧めたんじゃない」

「いえ、そんな(scatology)話をした覚えはありません!」

「まあいいわ。そしたらね、今日、ちゃんとお通じがあったの」

「・・・・・?」

「どっさり出たのよ、どっさり」

「そりゃ、便をどっさり飲めばどっさり出てオエッ・・・」

「何言ってるの? “便を”じゃないわよ。BEN-Dossariよ」

「そんな英語チックに言われてもなあ・・・あああれかっ! 思い出しました思い出
しました。いやあ、すっかり忘れてたので、ちょっとパニクりましたよ。そうですか、
出ましたか、どっさり。いやあよかったよかった。よかったですね〜〜!(ホッ)」

 いやあ驚いたのなんのって。これは何の話かというと、その名も「BEN-Dossari」
という便秘薬のことだったのだ。以前、薬局でお試し用にバラ売りされていたのを見
て、便秘がちなお客様に、こんなのありましたけど、とお勧めしたことがあったのだ。
こっちから言うぶんには、そのつもりで話しているから何のことかわかってるけど、
いきなり「便どっさり飲んだよ」と言われたら「ゲッ、“飲んだ”じゃなくて“食っ
た”でしょ?」と思ってしまう。それにしても「便どっさり」って、すげえ名前だよ
なあ。

 ということで、お食事中の方、大変失礼致しました。ちなみに「BEN-Dossari」に
は成分にセンナ茎葉が含まれていて、これには常習性があるといわれています。よっ
て「便どっさり」は、便秘薬のリーサルウェポン(最終兵器)です。


「BEN-Dossari」 
http://www.lady-bird.org/diet/2.html
「排便障害」   http://village.infoweb.ne.jp/~fwit5808/musasi/consti.htm
「便秘を考える」 http://www.rakuten.co.jp/foodtechno/431985/452564/




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