中国中心のアジア秩序を尊重する日本2003/09/10南太平洋では9月12日から、オーストラリアとアメリカの軍隊を中心に、北朝鮮の船が兵器を輸出しようとする際に海上で立ち入り検査を行うことを想定した国際合同臨検演習「パシフィック・プロテクター」が行われることになっている。この演習には当初、日本の海上自衛隊も艦艇を派遣する予定になっていた。 Anti-weapons marine exercise to target 'Japanese' vessel http://www.spacewar.com/2003/030909050026.bplqoda8.html だが日本の防衛庁は土壇場になって艦艇の参加を見合わせた。これは、日本が中国主導の北朝鮮問題の解決に協力する姿勢を見せたものだと感じられる。東アジアが中国中心の外交体制になっていく中で、日本は中国に協力するのか、それとも日本国内の「何が何でも親米」派が主張するような親米反中国の動きに出るのか、国民が気づかないうちに歴史的な分岐点にさしかかっているように感じられるが、合同臨検演習に対する日本政府の慎重な態度からすると、日本は中国に協力する方向で動いているようだ。 臨検演習に自衛官派遣=海自艦は見送り−防衛庁 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030909-00000781-jij-pol この演習に対しては、中国が「北朝鮮を無意味に刺激するだけだ」と言って反対している。中国は今や、北朝鮮問題を使ってアジアにおける影響力の拡大を図っているように感じられる。とはいえ、アメリカ中枢の分裂との関係で言うと、中国が主張していることは、まさにアメリカの中道派が主張していることと同じだ。中道派は、中国の覇権拡大を容認することで、米国内のタカ派(反中国派)との戦いを有利に進めようとしていることが、ここでもうかがえる。 Envoy to China on war game http://www.news.com.au/common/story_page/0,4057,7222950%255E421,00.html 2003/09/10(水) タイトル一覧へ | |