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ダライラマの訪米とチベット帰還の可能性

2003/09/10


チベットの最高指導者ダライラマがアメリカを訪問中だが、訪米に際しての彼の戦略は、まもなく彼自身が中国統治下のチベットに戻るつもりで、その前にアメリカに頼んで中国に圧力をかけてもらい、中国に戻った後の自分の立場を強化しようとするものだと感じられる。チベットに戻る意向を表明するダライラマに対し、中国は「中国人として戻ってくるのなら良い」といっている。つまり、北京政府に対する批判をしたら、逮捕されて厳罰に処せられてもかまわない、という前提でなら戻ってきても良い、ということだ。

これに対し、訪米中のダライラマは「中国が何も条件をつけないのならチベットに戻りたい」といっている。ここにアメリカの出る幕がある。訪米中にブッシュにも会う予定になっているダライラマは、アメリカに仲裁してもらい、有利な条件でチベットに戻れるようにしたいのだろう。中国にとっても、チベット問題を解決できるチャンスなので、かなり譲歩する可能性もある。チベット問題が解決されれば、中国は、欧米から攻撃されるテーマを一つ減らすことができる。台湾の併合問題にとっても有利に働く。

Dalai Lama waiting for green light from China
http://www.smh.com.au/articles/2003/09/08/1062902002233.html

2003/09/10(水)




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